ファイルサーバーや管理ノードに必須の無停電電源装置
落雷・停電等の電源系統のトラブルによる機器の損傷は頻繁に見られます。ハードウェアは壊れたら壊れた部分を交換して修理できますが、データについてはそうはいきません。計算ノードを含めたシステムの全ての機器をカバーできるだけの無停電電源装置を用意するのは費用負担が重く困難ですが、クラスタの管理ノードやファイルサーバーについては、最低限の無停電電源装置を準備することは必須といえるでしょう。
安全・安心のUPS設置サービス
無停電電源装置は重量物であり、比較的軽量な1500VAクラスのラックマウントタイプのものでも重量は25Kg以上となり、5000VAクラスのものになると重量は50Kg以上となります。したがって、その設置作業は危険の伴うものであります。弊社ではモノを販売するだけではなく、そのような設置作業についても承ります。作業実績も豊富ですので、安心して御依頼ください。
停電時の自動シャットダウン設定
サーバー室などで停電が発生した場合でも、無停電電源装置からの電源供給によってサーバーの予期せぬ停止は回避できますが、無停電電源装置のバッテリー容量と負荷のバランスによっては、バッテリーが枯渇するまでに復電しない可能性は十分にあります。そのような場合に備え、稼働時間やバッテリー残量などの一定の要件を定めてサーバーを安全に停止させる必要があり、そのためのソフトウェアのインストール及び動作確認などの作業も承ります。
サーバーが停電の信号を受け取る方法には2通りがあり、1つはシリアルポート(RS232Cポート)を介して信号を受け取る方法であり、他方はサーバーが停電の信号をネットワーク経由で受信する方法です。前者は、UPS1台に対して1台のサーバーが一対一で対応する場合に有効であり、後者はUPS1台を複数のサーバーで共有している場合に有効です。それぞれソフトウェアの種類が異なりますので、ご購入時にご確認ください。
シャットダウンソフトウェア | 接続方式 |
PowerChute Serial Shutdown | ・シリアル通信(RS232C) ・USB通信 |
PowerChute Network Shutdown | ・ネットワーク通信(TCP/IPProtocol) |