インテル® oneAPI ツールキット ご利用について
ソフトウェア開発環境の整備には、OS、コンパイラ、MPI、CUDA、デバイスドライバ等の組み合わせに応じた適切な環境設定が必要
ソフトウェアの開発環境は、OSを含めた複数のソフトウェアのバージョンに応じた適切な組み合わせが存在します。複数のサーバーを年次をまたいで導入していくことで複数のCPUアーキテクチャ及びOSが混在するようになり、MPIやCUDAなどのライブラリがバージョンアップを重ねて、GPUの種類も多岐にわたるような計算機環境は多くの研究室で普通にみられることではないでしょうか。そのような統一的な整備の難しいソフトウェア開発環境に対して、弊社では事前検証と多くの導入実績に基づいた確実な技術で応えます。
ソフトウェア開発環境のパッケージングツールとして、Environment Modules や mpi-selector, Spackなどを利用して、複雑になりがちなバージョン管理を簡素化します。弊社では、開発環境のパッケージング化だけではなく、実際にユーザー様が御利用になるアプリケーションのビルド及び動作確認もサポートします。また、Altair Grid Engineなどのジョブ管理ソフトを利用した実際のジョブの投入方法も御支援致します。
インテル® oneAPI ツールキットは利用可能人数制限無し。Intel MPIも無償で利用可能。
インテル® oneAPI ツールキットには、同時利用可能な人数に制限はありません。また、これまでIntel Parallel Studio XEの上位パッケージでしか利用できなかったIntel MPIも無制限に利用可能となっています。これまでライセンスの制約が大きかったインテルのソフトウェア開発環境が利用にコストの制約が無くなったことで、高度な機能の般化が促されことになるかもしれません。また、インテル® oneAPI ツールキットは、従来の開発環境パッケージであるIntel Parallel Studio XEと併用することが可能ですので、無理のない速やかな開発環境の移行が実現します。
有償サービスによりインテル社から直接サポートを受けることも可能
インテル® oneAPI ツールキットにはユーザーのコミュニティーによるサポートフォーラムが開設されていますが、有償サービス (Intel® oneAPI Priority Support) を購入することでインテル社から直接サポートを受けることも可能です。
Intel® oneAPI Priority Support
- 質問、問題、その他の技術的な問題を、インテルのエンジニアが直接非公開で対応
- 過去に提出された問題のモニタリング
- 技術的な質問や製品に関するニーズに迅速に対応
- エスカレートした不具合や機能要求に対する優先的なサポート
Intel Parallel Studio XEは継続利用可能
インテル® oneAPI ツールキットへの移行や併用は可能ですが、従来のIntel Parallel Studio XEが利用できなくなるという訳ではありません。ユーザー様の利用環境に合わせて、御利用頂くことができます。