対象
PBS Professional Ver 2024.1.2 以降のWindowsとLinuxの混在環境
概要
PBS Professional環境下でWindowsを計算サーバーとして利用する場合には、PBS Serverを動作させるためのLinuxの導入が必須となります。そのような環境において、Linuxの/var/spool/pbs/comm_logs に 「User pbsadmin not in service users list」 とログに表示され、PBS MOMの動作するサーバーが、state-unkown となるケースがあります。ただし、ユーザー “pbsadmin” の部分はお客様の環境に応じて異なることに注意してください
対策
この問題を回避するためには、PBS_COMMの動作するサーバーの/etc/pbs.confに以下の一行を追加します。
PBS_AUTH_SERVICE_USERS=root,pbsadmin
その後、サービスを再起動することで問題が解消します。
PBS_AUTH_SERVICE_USERSは、Ver 2024.1.2で追加された機能です。セキュリティ強化のための1つの機能として追加されました。
『PBS Professional 2025.1.0 Release Notes』によれば、本パラメータは、WindowsでPBS_MOMが動作している場合か、UserID 0 がrootでない場合に、PBS デーモンプロセスを所有するすべてのユーザー名をパラメータに列挙する必要があります