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サーバ/ストレージを運用したままの状態で、ハードウェア的な不具合の解析などの際に必要となるログの取得方法を記載します。この方法は、Dell EMC OpenManage Server Administrator(OMSA)のomreportコマンドを利用することを前提としています。
※弊社でアラートメールの発信設定を行っている製品に関しては、同様のログがメールに自動で記載(あるいは添付)されています。

基本的なログの取得

以下のコマンド実行を行い、表示結果をリダイレクトなどでファイル出力(*.txt)して取得をお願いします。
※RHEL/CentOS系はCLIで、Windowsはコマンドブロンプト(管理者権限)で実行します。

omreport system summary > summary.txtiDRAC(BMC)に記録されたインベントリのサマリー
omreport system esmlog > esmlog.txtiDRAC(BMC)に記録されたハードウェア エラー ログ
omreport system alertlog > alertlog.txtiDRAC(BMC)に記録されたハードウェア アラート ログ
mreport chassis > chassis.txt搭載コンポーネントのステータス一覧
omreport storage controller controller=0 > cont0.txtRAID用等コントローラの状態

コンポーネント別の詳細ログの取得

サーバー系

omreport chassis コマンドでパーツを指定してログを取得します。

omreport chassis processors > proc.txtCPU情報/ステータス
omreport chassis memory > memory.txtメモリ情報/ステータス
omreport chassis pwrsupplies > pwrsupp.txt電源ユニット情報/ステータス
omreport chassis fans > fans.txtファン情報/ステータス
ストレージ系

omreport storage コマンドでログを取得します。コントローラが複数の場合は、controller=[ID] が異なりますので、コントローラのログ取得は[ID]毎に実施が必要です。

omreport storage controller controller=0 > cont0.txt“[ID]=0″のコントローラの状態
omreport storage controller controller=1 > cont1.txt“[ID]=1″のコントローラの状態

指定する controller= が不明な場合は、以下のコマンドを実行して下さい。
表示されたID項目の番号が各コントローラのとなります。

$ omreport storage controller