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slotslotとは、同時実行可能なジョブの数を示します。AGEでは、ジョブにslotを割り当てることでジョブを実行させます。一般的には、実行サーバーのslotは、そのサーバーのCPUコア数と一致します。
queuequeueとは、様々な属性をもつジョブの待ち行列であり、あらかじめ定められたポリシーに従ってジョブを計算機システムに配置します。デフォルトでは、ジョブはFIFO(fast in fast out)のポリシーに従い実行されますが、ジョブが要求するリソースの稼働状況(空きリソースの状況)に応じて、その待ち行列に並んだジョブの実行順序は前後します。queueを指定する場合には、qsubコマンドに「-q」オプションで使用します。
job classjob classとは、それぞれのqueueに紐づけられた待ち行列であり、queueに対する下層の階層を構成します。例えば、medium.qが16CPU利用するqueueとし、job classとして、s_medium , l_mediumを定義したと仮定する場合、それらのjob classが16CPUを利用することは変わりませんが、s_mediumは1時間、l_mediumは6時間で終了するjob classとして定義することができます。job classを指定する場合は、qsubコマンドに「-jc」オプションを使用します。一般に多くのqueueを利用する場合は、AGEのマスタープロセスの負荷が大きくなるため、job classの利用が推奨されています。
pe (parallel environment)PEとは、並列ジョブを実行する場合に、ジョブに割り当てるslotの数を指定するために使用します。PEを指定する場合は、qsubコマンドに「-pe」オプションを使用します。「-pe <pe> <slot数>」という形式でジョブに割り当てるslot数を指定します。
complexAGEで指定可能なリソースの属性を定義します。メモリやディスク、GPUなどのハードウェアリソースの他、新たにcomplexを定義することでアプリケーションの同時実行数を制御することも可能です。
qtypeBATCH、及び、INTERACTIVEの設定が可能でqueueに対して設定します。BATCHタイプのジョブはqsubコマンドを使用して、空いている計算リソースにリモートからジョブを実行するのに対し、INTERACATIVEタイプのキューはqloginコマンドを使用して、空いている計算リソースに直接ログインして、対話的にジョブを実行します。
prologキューに対して設定します。prologで指定されたスクリプトは、ジョブが実行される前に予め実行されます。
epilogキューに対して設定します。epilogで指定されたスクリプトは、ジョブが完了した後に実行されます。