ジョブ投入ポータル ~ Altair® Access™

Altair® Access™ は、研究者とエンジニアのためのジョブ投入ポータルです。このポータルを利用することで、ジョブの投入だけでなく、リモートクラスタやクラウド上のリソースでのジョブ監視も可能です。シンプルで強力なインターフェースを備えており、使いやすさを追求しています。Altair® Access™ を利用することで、エンジニアや研究者はアプリケーションの実行方法やデータ転送にかかる時間の負荷を減らし、専門業務に集中することができます。

製品の特徴

使いやすいデスクトップアプリケーション
エンジニア、科学者、研究者が手元のWindowsまたはLinux端末からGUIを介して、計算機リソースにアクセスすることができます。スマートでシンプルなインターフェイスを備えた強力なGUIにより、ジョブの投入と管理を迅速かつ簡単に行うことができます。

リモートビジュアライゼーション
ジョブのステータスを、どこからでも、どんなデバイスからでも確認可能。アプリケーションデータをダウンロードせずに表示・編集することで、作業場所が異なるユーザー同士で簡単に共同作業が可能。

リソース管理の最適化
Altair® PBS Professional®との統合により、コンピューティングリソース上でのアプリケーションのプロビジョニングが最適化され、最大限の利用が可能になります。

オープンアーキテクチャ
Accessはオープンアーキテクチャに基づいて構築されているため、追加のソフトウェア開発を必要とせずにサードパーティ製のアプリケーションを使用できます。

Altair® Access™ – 使いやすいデスクトップアプリケーション

altair access

Windows または Linux 端末のGUI上でジョブ投入ファイルを選択し、右クリックから直接ジョブをサブミットすることが可能です。シンプルで使い慣れたインターフェースを利用して、ジョブの投入とその管理を行うことができるので、Linuxコマンドに不慣れの方でも簡単に操作することができます。

Altair® Access™ – リモートビジュアライゼーション

altair access

ジョブのステータスをリモートからブラウザ経由で確認することができます。したがって、PCだけではなく、タブレットやスマートフォンから、モニタリングすることも可能です。

altair access

また、ジョブのサマリー情報を確認することができます。この画面では、以下の2種類のデータが表示されます。

ジョブメタデータ – CPU効率、メモリ使用率、ジョブステータス、アプリケーション名、キュー情報、ジョブの所有者、プロジェクト名、コア数、ノード情報、ジョブ開始日時、ジョブの実行時間、ジョブコメントに関する情報を提供します。

ジョブ結果 – ファイルリストからファイルを選択し、その内容をテキスト、プロット、または画像ビューアで表示できます。選択したファイルの更新内容を表示することで、ジョブの進行状況を監視できます。実行中および完了したジョブの結果ファイルから、プロットやアニメーションを視覚化できます。

Altair® Access™ + Altair® PBS Professional® 環境を導入後即稼働

当社では、検証済のハードウェア環境に対してAltair® Access™によるジョブ管理ポータルと、ジョブスケジューリングソフトウェア Altair® PBS Professional® を連携させて納品することが可能であり、現地の状況に合わせてシステムをサイジングし、現地での設置作業及びネットワーク設定作業も実施致します。

HPC-ProSupportを標準実装

HPC-ProSupport は、ハードウェア・ソフトウェアを問わずユーザーの問題解決・負担軽減を目的としたサポートパッケージです。ハードウェアに加えて、OS 及びソフトウェア設定を含めて一元的なサポートサービスを提供します。複数のハードウェアベンダーで構成されることの多い計算機システムにおいて、問い合わせの一次窓口として、サポートを取りまとめる機能も備えます。ハードウェアの保守年数は最長7 年、サポートレベルは当日4 時間以内対応から翌営業日対応まで選択可能。ユーザーの運用形態に合わせて多様なサポートサービスを御提案します。

保守窓口受付時間

平日9:00~17:00
お問い合わせは、電話または電子メールの利用が可能です。
メールについては、本ホームページのメール問い合わせフォームからご連絡ください。
※年末年始及び弊社の指定する休日(夏季休暇等)は、窓口を休みにさせて頂く場合があります。

ソフトウェア、ハードウェアを問わない一貫したサポート窓口

ジョブが動かない - 障害の通知としてはよくある典型的なお問い合わせの内容ですが、原因としては多くの可能性が考えられます。正しい原因にたどり着くために、さまざまな検討が必要です。ハードウェアベンダーのサポートでは、このような障害の連絡はほぼ間違いなく門前払い的な対応になるでしょうし、ソフトウェアの問題だとしても、どのソフトウェアの問題なのか切り分けるのは極めて大変です。OSなのか?、ジョブ管理ソフトなのか?、コンパイラなのか?、MPIなのか?そのようなときに、「ジョブが動かない」と簡単に相談いただけるのが、当社のHPC-ProSupportの保守サービスです。

​障害の発生時には、ハードウェア、ソフトウェアの障害を切り分けし、必要な措置を取ります。昨今のシステムでは、単一ベンダー製品で構成されることは少なく、複数メーカーの製品で構成されたマルチベンダー環境になることが通常です。そのようなマルチベンダー環境においても、一元化されたサポート窓口を御提供します。パーツの交換が必要であれば、ハードウェアメーカーへ連絡し、お客様に代わって交換品や交換要員の手配を行います。障害の内容によっては、BIOSやファームウェア、OSのアップグレードが必要なため、そのような対応をする場合があります。弊社には、リモート保守を実施するためのリソースがあるため、それを利用しリモートから接続させて頂いて、ネットワーク越しに調査・対応させて頂く場合もあります。その他、システムの御利用方法等のQAにも対応します。

アラートメール受信サービス

障害が発生した場合に、アラートメールを自動送信する設定を行います。そのアラートメールの送信先に弊社サポートのメールアドレスを含めることで、弊社サポート担当者もアラートメールを受信致します。そのため、迅速に障害復旧の段取りに着手することができます。また、そのアラートメールには、障害の解析に必要な様々なログが添付されていますので、お客様に解析用のログを取得頂く手間を極力軽減します。