HPC-ProFS DPvMD2400シリーズは DAS (Direct-Attached Storage) 接続のストレージであり、高いIO性能を持つことが特徴です。 24G SAS4 に対応しており、データの読み書き速度が高速です。また、コストパフォーマンスに優れており、エントリーモデルとして利用することができます。これにより、予算の制約がある環境でも効率的にストレージ容量を拡張することができます。
最先端の24G SAS4対応
24G SAS4は、SAS(Serial Attached SCSI)の第4世代の規格であり、高速なデータ転送を可能にする技術です。この規格では、データの送受信に24Gbpsの帯域幅を利用し、従来のSAS規格(12G)に比べて大幅に高いIO性能を実現しています。
SAS4は、信号の伝送速度を向上させるために多くの技術的な改良が施されています。例えば、高い周波数での信号伝送や、エンコーディング方式の最適化などが行われています。これにより、データの読み書き速度が飛躍的に向上し、データセンターやエンタープライズ環境での大容量データの処理において効果的な選択肢となっています。
SAS4の導入により、ストレージシステムやサーバー間のデータ転送が迅速化し、アプリケーションのレスポンス時間や処理能力が向上します。また、SAS4は後方互換性も持っており、既存のSASデバイスとの接続も可能です。これにより、既存のシステムへのアップグレードや拡張も容易に行えます。総じて、24G SAS4は高速かつ信頼性の高いデータ転送を提供し、現代のデータ中心の環境において重要な役割を果たします。
24G SASテクノロジーは、Serial Attached SCSIインターフェイスのスピードアップ以上のものです。この新しい規格は、20ビットForward Error Correctionを備えた全く新しい128b/150bエンコーディングの使用や、その他の多くの新機能や機能拡張を含む、インターフェースの大幅なオーバーホールを実装しています。
DAS と NAS のメリット・デメリット
DASとNASはそれぞれ異なる用途や要件に合わせて選択する必要があります。DASは単一のホストに高速なストレージを提供し、NASは複数のデバイスからのファイル共有やデータ保護を重視する場合に適しています。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
DAS
【メリット】 コスト: DASは比較的低コストで入手可能です。 単にストレージ容量を増やすだけであれば、DASは経済的な選択肢となります。 I/O性能: DASは直接接続されるため、高速なデータ転送が可能です。 特に、RAIDなどの冗長性とパフォーマンスを組み合わせる場合、高速なI/O性能が得られます。 |
【デメリット】 利便性: DASは特定のホストに直接接続する必要があります。 このため、複数のデバイスで共有する場合は、機器の選定に注意が必要です。 ストレージを機器の更新などで別のサーバーで使用する場合は、物理的な接続を変更する必要があります。 安全性: DASはホストに直接接続されるため、ホストに障害が発生するとストレージへのアクセスが制限されます。 データ保護やバックアップには追加の手順やシステムが必要です。 |
NAS
【メリット】 利便性: NASはネットワーク経由で接続されるため、複数のデバイスから容易にアクセスできます。 ファイルやデータを共有するための中央ストレージとして便利です。 安全性: NASは冗長性やデータ保護の機能を備えていることが多く、データの安全性を高めることができます。 また、バックアップやリカバリーのための機能も提供されています。 |
【デメリット】 コスト: NASはDASよりも高価な場合があります。 ハードウェアの購入や専用のNASデバイスの設定が必要なため、初期投資が必要です。 I/O性能: ネットワーク経由のデータ転送では、DASに比べて速度が制限される場合があります。 特に大容量のデータ転送やリアルタイムなアプリケーションの使用時には注意が必要です。 |
効率的にストレージを拡張可能な DAS 3モデル
HPC-ProFS DPvMD2412
Chassis : 2U
3.5inchディスクを最大12台搭載可能
最大ディスク接続数
Up to 96 for HBA355e
Up to 48 for H840 PERC
最大ディスクユニット接続数
8 (with HBA355e)
4 (with H840 PERC)
電源;100-127/200-240 VAC, 800W
HPC-ProFS DPvMD2424
Chassis : 2U
2.5inchディスクを最大24台搭載可能
最大ディスク接続数
Up to 96 for HBA355e
Up to 96 for H840 PERC
最大ディスクユニット接続数
4 (with HBA355e)
4 (with H840 PERC)
電源;100-127/200-240 VAC, 800W
HPC-ProFS DPvMD2460
Chassis : 4U
3.5inchディスクを最大60台搭載可能
最大ディスク接続数
Up to 120 for HBA355e
Up to 120 for H840 PERC
最大ディスクユニット接続数
2 (with HBA355e)
2 (with H840 PERC)
電源;100-127/200-240 VAC, 1600W
HPC-ProSupportを標準装備
HPC-ProSupport は、ハードウェア・ソフトウェアを問わずユーザーの問題解決・負担軽減を目的としたサポートパッケージです。ハードウェアに加えて、OS 及びソフトウェア設定を含めて一元的なサポートサービスを提供します。複数のハードウェアベンダーで構成されることの多い計算機システムにおいて、問い合わせの一次窓口として、サポートを取りまとめる機能も備えます。ハードウェアの保守年数は最長7 年、サポートレベルは当日4 時間以内対応から翌営業日対応まで選択可能。ユーザーの運用形態に合わせて多様なサポートサービスを御提案します。
保守窓口受付時間
平日9:00~17:00
お問い合わせは、電話または電子メールの利用が可能です。
メールについては、本ホームページのメール問い合わせフォームからご連絡ください。
※年末年始及び弊社の指定する休日(夏季休暇等)は、窓口を休みにさせて頂く場合があります。
ソフトウェア、ハードウェアを問わない一貫したサポート窓口
ジョブが動かない - 障害の通知としてはよくある典型的なお問い合わせの内容ですが、原因としては多くの可能性が考えられます。正しい原因にたどり着くために、さまざまな検討が必要です。ハードウェアベンダーのサポートでは、このような障害の連絡はほぼ間違いなく門前払い的な対応になるでしょうし、ソフトウェアの問題だとしても、どのソフトウェアの問題なのか切り分けるのは極めて大変です。OSなのか?、ジョブ管理ソフトなのか?、コンパイラなのか?、MPIなのか?そのようなときに、「ジョブが動かない」と簡単に相談いただけるのが、当社のHPC-ProSupportの保守サービスです。
障害の発生時には、ハードウェア、ソフトウェアの障害を切り分けし、必要な措置を取ります。昨今のシステムでは、単一ベンダー製品で構成されることは少なく、複数メーカーの製品で構成されたマルチベンダー環境になることが通常です。そのようなマルチベンダー環境においても、一元化されたサポート窓口を御提供します。パーツの交換が必要であれば、ハードウェアメーカーへ連絡し、お客様に代わって交換品や交換要員の手配を行います。障害の内容によっては、BIOSやファームウェア、OSのアップグレードが必要なため、そのような対応をする場合があります。弊社には、リモート保守を実施するためのリソースがあるため、それを利用しリモートから接続させて頂いて、ネットワーク越しに調査・対応させて頂く場合もあります。その他、システムの御利用方法等のQAにも対応します。
アラートメール受信サービス
障害が発生した場合に、アラートメールを自動送信する設定を行います。そのアラートメールの送信先に弊社サポートのメールアドレスを含めることで、弊社サポート担当者もアラートメールを受信致します。そのため、迅速に障害復旧の段取りに着手することができます。また、そのアラートメールには、障害の解析に必要な様々なログが添付されていますので、お客様に解析用のログを取得頂く手間を極力軽減します。